社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)

2023.11.17

今年度で15年目 釜ヶ崎地区健診事業に374人が受診


 大阪府済生会支部は、日本最大級の日雇い労働者の街である釜ヶ崎地区(大阪市西成区あいりん地区)で無料健診事業を10月23~25日に実施し、3日間で374人が受診しました。支部9病院の職員延べ132人が交代で健診に当たりました。
 炭谷茂理事長からの激励の言葉に加え、本部社会福祉・地域包括ケア課の職員も参加して、受診した人に飲み物とパンを手渡しました。

 釜ヶ崎地区健診事業は、済生会生活困窮者支援事業「なでしこプラン」の一環として、NPO法人釜ヶ崎支援機構の協力のもと毎年実施。今年度は事業開始から15年目を迎えました。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い令和2、3年度は中止しましたが令和4年度から再開、例年のとおり特別清掃事業に携わる労働者を対象に、早朝の限られた時間内で迅速かつ安全な健診を行ないました。15年間で築いてきたノウハウが生かされており、職員同士のすばらしい連携も発揮され、無事に終了することができました。

 受診者のうち39人は、血圧測定の結果からその日のうちに病院での診察が必要と判断し、受診を勧めました。その他の検査結果は概ね1カ月後を目途に全員にお知らせし、必要に応じて保健指導を行なうことにしています。

大阪府済生会 山崎 裕之

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