社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)

済生春秋

2014.05.08

第16回 桑を生かす

私は、8年前に富岡製糸場の保存活動をしている群馬県の住民の方から「世界文化遺産に登録したい」と聞かされた。富岡製糸場を訪れたことがないので、意見は述べなかった。

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2014.04.08

第15回 桜の魔性

誰もが桜についてそれぞれ思い出を持っている。私は、小学校の入学式の時の桜である。校庭の隅に立っていた二宮金次郎の銅像に花びらがひらひらと舞い落ちていた。仰いでみると、青空が透けるような桃色の花びらが美しかった。

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2014.03.10

第14回 地球の危機

私は、富山県高岡市に生まれ、高校時代まで暮らした。高校時代に昭和38年の豪雪を経験した。「サンパチ豪雪」と称され、歴史に残る被害を残した。経済は、大打撃を受けた。雪は、各家の2階まで積み上がった。

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2014.02.07

第13回 風邪は万病のもと

700年前に吉田兼好が書いた『徒然草』は、私の愛読書である。現代の日本人にも通用する教訓が詰まっている。

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2014.01.15

第12回 北陸の空

北陸の冬の空は、曇っていることが多い。このような空は、そこで暮らす人々の心や生活に自ずと影響を与えてきた。じっと我慢をする忍耐強さという性格を育てた。空は、くっきりと晴れ渡るのが当たり前と考える太平洋側の人は、憂鬱な気分に陥るだろう。

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2013.12.09

第11回 農業の新しい可能性

12月1日、冬の訪れを感じさせる寒い日だった。千葉県柏市にある柏青果セットセンターを視察した。

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2013.11.11

第10回 日展の風景

今年の秋は、あったのだろうか。夏から冬にジャンプした。芸術の秋も変調だった。11月1日から国立新美術館で始まった第45回日展は、昨年までとは空気が違った。書道部門の日展入選審査を巡る疑惑が、すべての見学者の頭を支配している。華やかさは消え、重苦しい。

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2013.10.10

第9回 ラジオの世代

先日、放送大学の山田知子教授の依頼を受けて、26年度に放送大学のラジオ放送で開講される社会福祉の講座に出演し、録音を終えた。

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2013.09.09

第8回 イギリスの若者たち

近年、イギリスの若者の評判は、芳しくない。サッカーの試合でのフーリガンの騒動は、目に余る。7月中旬、イギリスに出張した時、パブの前で屯(たむろ)している失業中と思われる若者を見た。

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2013.08.12

第7回 酷暑に想う

私は、毎晩健康のために小学生に追い越されてしまうスローなジョギングを45分間楽しんでいる。最近は10時を過ぎてからにしているが、暑さは和らいでくれない。

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