社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)
2014.12.08

600キロカロリーのメリークリスマス

コッテリ食の代表のように見られるフランス料理。カロリー制限の人にとってはうらめしい限りですが、それでもクリスマスぐらいは豪華にと思う方々に、鳥取県米子市のレストラン「ビストロ・ド・スズキ」から素敵なプレゼントが届きました。600キロカロリーのフルコース・レシピです。

600キロカロリーのメリークリスマス

 オーナーシェフの鈴木勇さんは年2回、済生会境港総合病院とコラボして糖尿病の外来患者さん向けに「食事会」を開催、フルコースで600キロカロリー以下の本格フレンチを提供しています。素材に野菜やキノコをふんだんに使い、調理法は油を使わずに「蒸す」「煮る」。さまざまな食材を薫製にしてバリエーションを加えるなど持てる技法を駆使します。塩分やカロリーは境港総合病院のスタッフと一緒に知恵を絞ります。

低カロリー食となれば、「量が少なく、満足感がない」と思われがちですが、特別メニューはボリューム感たっぷりです。これでお値段は3000円。体重が気になる一般の人にもウケそうですが、「採算度外視のボランティアレシピのため、お店のメニューに加えることは難しい」とのこと。

ならば、と鈴木シェフに頼み込み、全国の糖尿病で困っている人に向け、本会レシピサイト「栄養のプロが教える季節の”my行事食”」用にクリスマス特別メニューを考案していただきました。全6品、合わせても567キロカロリー。太っ腹にこの際、秘伝レシピも公開です。糖尿病の方や体重がちょっと気にかかる方がいらっしゃるご家庭で、ぜひチャレンジしてください。楽しいディナーになること請け合いです。

この食事会は、鈴木シェフが境港総合病院に入院していた時、何気なくレシピをスケッチしていたところ、当時の担当医師の目に留まって始まりました。回を重ねてもう7回となります。鈴木シェフは「この仕事を始めて50年になります。仕事は本当に楽しく、食事会もメニューも、これまで続けて来られた恩返しです」と語ってくださいました。

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