社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)

2016.07.07 山口刑務所で3期目の介護研修、理事長が受刑者に講義


山口市にある山口刑務所で6月30日、同刑務所の職業訓練として開かれている「介護職員初任者研修」の一環で、炭谷茂理事長が講義をしました。この研修は、済生会山口地域ケアセンターが担当するもので、2年目を迎えました。

研修は、2期に分けて実施しており、第1期は5月17日に開講。受講者は8月2日まで、130時間の講義や演習を通して介護に必要な知識を学び、資格取得を目指します。
今回は30代から50代までの18人。平均年齢は38歳です。北海道・網走から沖縄まで、全国の刑務所から応募があり、選抜されました。

研修の講師は、当センターの安武俊輔所長をはじめ総勢27人が務めます。6月30日は、炭谷理事長が介護保険制度等に関する内容を3時間にわたり講義。済生会設立の目的や無料低額診療事業をはじめとする生活困窮者支援事業の概要等を紹介し、「出所しても、今の日本では残念ながら支援体制が十分ではありません。しかし、ここで資格を取得することは、必ず出所後に役立ちます。仕事が見つからず困ったときは、済生会に相談してください」と述べました。

受講期間中は、講義のほか、当センターが運営するショートステイや特別養護老人ホームで実習を受け入れ、ベッドメーキングや食事、移乗時の介助などを通して利用者への援助方法を学んでもらいます。現場での実習は、講義で学んだ技術の再確認を行う機会だけでなく、受刑者にとって社会とのつながりを意識できる機会でもあります。

山口地域ケアセンターでは昨年度からこの研修を担当しています。今年4月には出所者1人を雇用し、今後も雇用する計画です。

済生会山口地域ケアセンター 済生記者:西川 愛子

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