済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。100年以上にわたる活動をふまえ、日本最大の社会福祉法人として全職員約64,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。
済生会は、405施設・437事業を運営し、66,000人が働く、日本最大の社会福祉法人です。全国の施設が連携し、ソーシャルインクルージョンの推進、最新の医療による地域貢献、医療と福祉のシームレスなサービス提供などに取り組んでいます。
主な症状やからだの部位・特徴、キーワード、病名から病気を調べることができます。症状ごとにその原因やメカニズム、関連する病気などを紹介し、それぞれの病気について早期発見のポイント、予防の基礎知識などを専門医が解説します。
全国の済生会では初期臨床研修医・専攻医・常勤医師、看護師、専門職、事務職や看護学生を募集しています。医療・保健・福祉にかかわる幅広い領域において、地域に密着した現場で活躍できます。
一般の方の心身の健康や暮らしの役に立つ情報を発信中。「症状別病気解説」をはじめとして、特集記事や家族で楽しめる動画など、さまざまなコンテンツを展開しています。
中国有数の規模を誇る医療系大学の上海健康医学院と済生会が人材交流事業を進めることになり、7月29日、医学・福祉交流に関する合意書および教員研修に関する覚書を締結しました。本会の炭谷茂理事長らが上海市の同学院を訪問し、黄钢(ファン・ガン)学長との間でサインを交わしました。
中国では、全土で高齢化が進展しており、上海市の高齢化率は30%超と日本を上回っています。しかし、高齢者に対する介護知識や技術を持つ専門人材が不足していることから、世界に先駆けて高齢化が進んでいる日本で、福祉・介護分野に実績のある本会に人材育成の協力要請があったものです。
合意書に基づき、平成29年度以降、同学院のリハビリテーション学部の学生を対象に日本と中国両国での研修を実施する計画です。
学生の研修に先立ち、今年10月には同学院の教員を対象に、佐賀県の唐津病院を中心とした唐津医療福祉センター、および山口県の湯田温泉病院を中心とした山口地域ケアセンターで研修を実施。学生向け研修としての妥当性を双方で判断する予定です。
本会全体の国際連携事業は、昨年7月に覚書を締結し、医療関係者の研修を受け入れているベトナム・ダナンがん病院に続き、2例目です。
本部事務局企画課:三浦 弘幸