済生会ソーシャルインクルージョン推進計画書を発行
済生会は、社会的に弱い立場にある人など、すべての人々を地域の一員として受け入れ、共に支え合って生きていくという「ソーシャルインクルージョン」に取り組んでいます。
一般的には広く知られていないソーシャルインクルージョンを多くの人に知ってもらい、具体的な事業として実践していくため、済生会は、病院や福祉施設などが取り組むことを宣言した事業をとりまとめた、「ソーシャルインクルージョン推進計画」を策定。同計画を掲載した冊子「まちをつむぐ」を2020年7月に発行しました。
この計画は、認知症患者やその家族の交流の場、障害者の就労支援、外国人学校に通う児童の健康診断など、既に取り組んでいるものも含め、済生会全体で1,541項目になります。そして、支援を必要とする人に手を差し伸べるだけでなく、そのような人たちと、行政や企業・NPOが一緒になって活動し、地域社会づくりを進めるのが、「ソーシャルインクルージョン推進計画」です。
「誰一人取り残さない」というスローガンのもと、地球に住むすべての人たちが幸せに暮らすことを目指した国連のSDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)ともリンクしています。
医療・介護・福祉を通して地域とつながっている済生会は、どんな人でも自分に合った生活を各地域でしていける「まちづくり」を目指し、誰もが排除されずに、地域住民の一員として暮らせるような地域社会づくりに取り組みます。
まちをつむぐ(PDF)
ソーシャルインクルージョン推進計画 一覧表(PDF)
本部総合戦略課 鎌倉安男