社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)

2023.04.27

「インクルーシブ社会をつくる」 炭谷理事長が岡三証券で講演

岡三証券社員を前に講演する炭谷理事長

 済生会の炭谷茂理事長は4月25日、岡三証券グループ本社(東京・中央区)で講演。約50人の同社社員を前に済生会の第3期中期事業計画(2023~2027年)のうち社会貢献事業を重点課題としていることを語りました。これは、同社が2023年に創業100周年を迎えるのを記念して、社会貢献活動を行なう団体を支援するクラウドファンディングを実施し、済生会が支援対象に選ばれたことで実現しました。

 講演で炭谷理事長は済生会が医療や福祉を通じて誰一人取り残さない社会を目指す“ソーシャルインクルージョン”の活動を紹介。大阪府済生会が釜ヶ崎地区で2009年から行なっている日雇い労働者への無料健康診断、山口地域ケアセンターの受刑者への介護資格の取得支援、〈東京〉向島病院や〈埼玉〉鴻巣病院のこども食堂などを説明しました。

 特に第3期中計で注力する発達障害対策では、発達障害児・者支援モデルを開発して取り組むことを説明。「発達障害に悩む子どもと親への支援に注力するため、一人ひとりに応じた専門性の高い支援をする済生会の事業所を増やしていきたい」と訴えました。

 岡三証券の池田嘉宏代表取締役社長は「多くの人の支援で当社は100周年を迎えた。生活困窮者を含むすべての人が金融サービスを受けられる“金融包摂”で当社はこれからも社会に貢献し、少子化対策に寄与したい」と挨拶しました。

 講演を聞いた社員は「私も障害で悩んでいる友人がいます。済生会が行なう支援で誰もが暮らしやすい社会となるよう応援しています」と話していました。

本部広報室

  • Twitter
  • Facebook
  • LINE