済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。100年以上にわたる活動をふまえ、日本最大の社会福祉法人として全職員約64,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。
済生会は、405施設・437事業を運営し、66,000人が働く、日本最大の社会福祉法人です。全国の施設が連携し、ソーシャルインクルージョンの推進、最新の医療による地域貢献、医療と福祉のシームレスなサービス提供などに取り組んでいます。
主な症状やからだの部位・特徴、キーワード、病名から病気を調べることができます。症状ごとにその原因やメカニズム、関連する病気などを紹介し、それぞれの病気について早期発見のポイント、予防の基礎知識などを専門医が解説します。
全国の済生会では初期臨床研修医・専攻医・常勤医師、看護師、専門職、事務職や看護学生を募集しています。医療・保健・福祉にかかわる幅広い領域において、地域に密着した現場で活躍できます。
一般の方の心身の健康や暮らしの役に立つ情報を発信中。「症状別病気解説」をはじめとして、特集記事や家族で楽しめる動画など、さまざまなコンテンツを展開しています。
済生会総裁の秋篠宮殿下が10月15日、愛媛県松山港で瀬戸内海巡回診療船「済生丸」を視察されました。同船のご視察は、殿下が昨年4月、第6代総裁に就任されてから初めてです。
秋篠宮殿下は、前日、松山市で開かれた第62回動物園技術者研究会にご出席のため松山市をご訪問。松山港は13日に四国に上陸した台風19号の影響が心配されましたが、多少、波は高かったもののさわやかな秋晴れとなりました。
秋篠宮殿下は午後1時前、炭谷茂理事長、愛媛県の兵頭昭洋保健福祉部長、関啓三愛媛県済生会支部会長らが出迎える中、お車で岸壁にご到着。中村潔船長の先導で済生丸に乗船されました。済生会松山病院の宮岡弘明院長が、あらかじめ廊下に設置したパネルを用い、済生丸の歴史や運航状況、離島での診療の模様、阪神・淡路大震災で神戸港岸壁に横付けして救援に当たったことなどをご説明しました。
済生丸事業は50年以上前に始まり、現在の船は今年1月に就航した4代目の「済生丸100」。全体説明の後、中層階の診療室、検査室、待合室などを巡り、下層階では新たに整備された乳がん検診用のマンモグラフィー等をご覧になりました。また、新しく設置されたエレベーターや広くなった廊下など全体がバリアフリー化された状況もご視察になりました。
済生丸は岡山、広島、香川、愛媛4県の支部が共同で運営。約10日間ごとに4県の離島を巡回し、島の人たちに医療を提供しています。秋篠宮殿下は船員の勤務状況も尋ねられ、中村船長が巡回診療の際は、船員全員が船で寝泊まりすること、今回の台風では船を守るために大変だったこと等を申し上げたところ、秋篠宮殿下より労いのお言葉をいただきました。
愛媛県済生会 副参事:乾 太郎