社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)

2015.07.06

済生会がベトナム・がん病院と国際協力の覚書締結

済生会がベトナム・がん病院と国際協力の覚書締結
 
済生会がベトナム・がん病院と国際協力の覚書締結

国際協力を進めている済生会は、ベトナム中部にあるダナンがん病院と「ヘルスケア連携事業」に関する包括的な覚書を締結し、7月1日、現地で調印しました。今後、同院の医師や看護師、医療技術者等の日本での研修を定期的に受け入れるほか、済生会病院の医師等をダナンに派遣し、医療指導を行います。

ダナンがん病院で行われた調印式には、済生会側から炭谷茂理事長をはじめ国際連携推進委員会の三角隆彦委員長(済生会横浜市東部病院院長)ら6人、同病院側からチャン院長、ヒョウ副院長ら約20人が出席。炭谷理事長とチャン院長が覚書にサインし、交換しました。炭谷理事長は「ダナンがん病院は単に患者への治療だけでなく、生活困窮者への支援を行っており、済生会の理念と一致する」、チャン院長は「済生会の協力に期待している」と述べました。

済生会はこれまで大災害の被災者や戦争による難民等のほか、各病院独自に海外支援を行ってきました。平成23年、創立100周年を迎えたのを機に、本会を挙げて日常的な国際協力を実施していくことを決め、相手国や施設の検討を続けました。

ダナンがん病院は平成25年1月の開院ですが、日本・ベトナム文化交流協会(筒井豊春理事長)を通じて同院で医療用ベッドが不足していることを知り、平成24年に済生会横浜市南部病院が70台を寄贈。また、26年度は医師と診療検査技師の2人の研修を同院で受け入れたことから、包括的な協力関係への気運が急速に高まりました。

覚書の締結を受けて今年度は、がん病院の4人の医師・技師を済生会の3病院で受け入れる予定です。

本部事務局企画課 三浦弘幸

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