社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)

2015.09.27

秋晴れの福井で、済生会フェア第3弾



大阪府済生会吹田病院に引き続き、「つなげよう、ひろげよう、健康の輪」をテーマに「済生会フェア」が9月27日、福井県済生会病院で開かれ、約3500人が来場しました。

午前10時、福井県済生会・三浦將司支部長の開会宣言。講堂では、10月3日に放映予定の福井テレビ「タイムリーふくい」の公開収録が、福井県社会福祉協議会・清川忠会長、炭谷茂理事長、三浦支部長をゲストに行われました。「県内8人に1人が貧困 格差拡大の今、使命を」をテーマに、県内唯一の社会福祉法人の病院である済生会の生活困窮者支援や、社会的弱者に対する取り組みについて話しました。

午後は、福井県・杉本達治副知事の挨拶で「市民公開講座」が始まりました。炭谷理事長が、経済・社会構造の大変動により貧困層が増えていく中、「済生会は社会の最終ラインを守っていきたい」と訴えました。
乙武洋匡さんの講演「みんなちがって、みんないい」では、「五体不満足」の著者として脚光を浴びた後、小学校の教師として経験したエピソードを、笑いを交えて紹介。子ども達の目線を通じて考えた障害者や差別の問題について語ると、会場からは関心の声が沸き上がりました。
引き続き、乙武さんと炭谷理事長が、障害者の就労や不足する介護職員の問題などについて対談しました。

院内では、お仕事体験エリアや健康相談エリアなどに分け、お医者さん体験や血管検査、血圧・骨密度測定など、さまざまな催しが行われました。レディースエリアにはハンドマッサージ体験や育児情報などのコーナーがありました。女性をはじめ、お年寄りから子どもまでが楽しめる内容に、人が途絶えることなく、大盛況の一日でした。

医療と福祉の連携をテーマに済生会の取り組みを紹介する「済生会フェア」。3年目を迎え、全国4カ所で開催されます。埼玉県済生会川口総合病院、吹田病院に続き、福井県済生会病院が第3弾となりました。次回は1025日、熊本県済生会みすみ病院で行われます。

福井県済生会病院:済生記者 舘 菜摘

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