社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)

2019.11.25 医療・福祉連携で、高齢者施設の集団感染を防ぐ



 インフルエンザの本格的流行を前に、全国の済生会特別養護老人ホームなどの担当者を集めた感染管理研修会が11月25日、済生会本部事務局(東京)で開かれました。高齢者施設の看護師や介護士、生活相談員39人が参加しました。
 全国済生会福祉施設長会(会長・森本尚俊岡山みなみがた荘施設長)と全国済生会看護部長会(会長・樋口幸子東京中央病院看護担当副院長)がコラボレート。病院内や地域で感染症対策に当たる感染管理認定看護師10人が講師を務めました。

 今シーズン、インフルエンザはすでに流行期に入っており、また、感染力が強く集団感染しやすい食中毒のノロウイルスも冬によく流行します。
 高齢者は、罹患すると重症化しやすいハイリスクグループに入っている上、認知症の人はマスクの装着や隔離などの注意を守れないことが多く、感染の予防と拡大防止は施設全体での大きな課題です。済生会は、全国で医療・福祉施設を展開しています。この特長を生かし、感染管理認定看護師が福祉施設に出向いてアドバイスなどをしている地域もありますが、近くに病院がない施設のために、さらに本格的な対策を学べる中央研修を用意しました。

 参加者は六つのグループに分かれ、この二つの感染症の原因となるウイルスの特性、感染の予防策や発生した場合の早期発見と対策、拡大を防ぐための連絡法などについて受講。小麦粉とインスタント味噌汁を水で溶いた「模擬吐しゃ物」を用いて、嘔吐物の処理方法の実技も習得しました。

<大阪・富田林>特養富美ヶ丘荘荘長 奥村和子

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