総裁 秋篠宮皇嗣殿下・悠仁親王殿下が済生会陸前高田診療所をご訪問、震災復興及び地域医療の取り組みをご視察
済生会総裁・秋篠宮皇嗣殿下並びに悠仁親王殿下は、9月14日に岩手県陸前高田市の済生会陸前高田診療所をご訪問になり、東日本大震災からの復興を支えてきた同診療所の診療活動・地域包括ケアの取り組みをご視察になるとともに、患者さんへお声掛けをされました。
両殿下は、炭谷茂理事長、髙橋敏彦支部長(岩手県済生会)、杉山照幸所長、伊東紘一前所長(陸前高田診療所)らのお出迎えを受け、午前11時頃に同診療所にご到着になりました。伊東紘一前所長より、診療所の開設から現在に至るまでの診療活動の状況や地域への取り組みについてご説明をお受けになった後、所内をご視察になり、患者さんへお声掛けをされました。その後、職員宿舎内において地域の患者さんや支援者とご懇談を行ないました。
診療所でのご説明・ご視察
はじめに、スタッフルームにて、伊東紘一前所長から診療所の活動状況等について説明を受けられました。陸前高田診療所は、東日本大震災からの復興支援を目的として、2015年10月に仮設診療所として診療を開始。2017年2月には済生会高松宮記念基金を活用した本設診療所が竣工し、以来10年にわたり地域医療を支え続けてきました。累計登録患者数は1万1200人を超え、延べ受診者数は14万人以上に達しています。内科・整形外科を標榜しながらも実質的には総合診療を行ない、訪問診療・訪問看護など地域包括ケアにも幅広く取り組んでいます。
また、全国の済生会病院から整形外科医師が毎週交代で派遣されるなど、全国の済生会が一体となって診療所を支えている状況についても、ご説明がありました。
続いて、両殿下は院内各室をご視察になり、X線撮影装置や超音波診断装置、内視鏡システムなどが整備された診療設備、および地域住民が集い語らう明るい待合ホールなどをご覧になりました。ご視察の際には、悠仁親王殿下が医療機器について興味深くご質問される場面もありました。
患者さんへのお声掛け
ご視察の後、待合スペースにて患者さんへお声掛けをされました。患者の方々からは、診療所が地域の「よりどころ」として果たしてきた役割への感謝の言葉に加え、伊東前所長による早期発見が適切な治療につながったこと、また高齢であっても手術を受け、現在はお元気に過ごされていることなど、率直で喜ばしいお話がありました。両殿下は、一人ひとりに温かいお言葉をかけられました。

患者さんへのお声掛けの様子
患者さん支援者さんとのご懇談
所内のご視察に続き、地域の患者さんや支援者ら8人とのご懇談の場が設けられました。ご懇談では、震災により大切なご家族を亡くされた方々をはじめ、被害に遭われた方のご親族や復興支援に携わってきた方々から、震災当時の体験や、その後も抱えてこられた思いについてお話がありました。命の危険を感じた当時の状況や、今も心に残る記憶、深い悲しみと向き合いながら歩んでこられた日々など、率直なお声が寄せられました。また、地域の再生に向けた歩みや、診療所とともに支え合ってきた思いも語られました。両殿下は、被災された方々とそのご家族へ心からのお悔やみをお伝えになるとともに、一人ひとりの言葉に静かに耳を傾けられました。

患者さん・支援者さんとのご懇談の様子
済生会陸前高田診療所は、震災直後から地域医療の空白を埋める「復興診療所」として地域に寄り添い続け、医療の提供にとどまらず、演奏会の開催など地域コミュニティの再生にも積極的に取り組んできました。開設10周年を迎えた今もなお、「診療所を中心にまちができるように」との思いのもと、年齢・障がい・国籍などにかかわらず誰もが地域社会に参加し支え合うソーシャルインクルージョンの理念を基盤に、地域住民が安心して暮らせるまちづくりを医療の側面から支え続けています。
高松宮記念基金・令和基金対策課 課長
済生会の理念
施設と拠点
症状別病気解説
お知らせ
採用情報
トピックス
















