第29回 衰えぬ情熱と夢
最近続けて、知人3人から著書が送られてきた。いずれの方も私よりも年長である。1冊の本を書くには大変な労力を有するが、それにも増して驚くのは、著書で明らかされる本人の経験や挑戦ぶりである。
第28回 経験の重さ
5月の連休は、外出する用事がなく、自宅でのんびりと過ごした。締め切りまでには十分に余裕のある論文の執筆を終え、後は読書と長距離のウォーキングに費やした。最近は、これまでに読んだ本を再読することが多い。繰り返して読むことによって知識が再確認される。新しい気づきもある。
第26回 地方は、立ち上がる
3月15日、北海道国際交流センターの招きで函館に日帰りで出かけた。今年は、3月に入っても北海道は豪雪とニュースで伝えられたので、厚手の旅装に整えた。しかし、当日は、青空で寒くはない。観光客で賑わっていた。海外からの客が目立つのは、円安効果だろうか。
第25回 北陸新幹線開通
私が高校まで生活した富山県高岡市を通る北陸新幹線は、3月14日に開通する。1月末東京で、高橋正樹高岡市長は「新高岡駅に『かがやき』(停車駅が最少)は、臨時列車の停車が決まった。
第24回 雪原の輝き
東映が製作した同和問題をテーマにした映画に、私は、ほんの少しだけ登場する。撮影時間は、1時間だったが、使用されるのは2~3分程度。今年度の法務省予算で製作された人権啓発映画である。プロが製作した映画は、敬遠されがちな難しい人権問題を楽しみながら学べるように工夫されている。
第23回 芸術は社会を変えられるのか
歌劇『天空の町』は、別子銅山精錬所の四阪島への移転を決断した伊庭貞剛の一生を描いた作品である。国際的に高く評価されている石多エドワードが台本・作曲・監督を行った。今年春から全国各地で公演されている。
第22回 青春の迷路
10代の後半は、楽しいことは何もなかった。苦難が一挙に押し寄せてきた。自分だけでは抱えきれないと思った。体にも影響を与え、円形脱毛症は序の口で、体重は40キロ前後をうろちょろしていた。孤独な青春の日々だった。
第21回 ケモノたちとの距離
36年前、福井県で自然保護課長を務めていた。30歳代前半でエネルギーにあふれていた。白山国立公園の山奥に分け入ったり、越前加賀海岸国定公園の岩場の海岸線を歩き回った。