二日市医療福祉センターがイオンモールで済生会フェア

　健康に役立つイベントが盛りだくさんの済生会フェアが10月22日に福岡県のイオンモール筑紫野で開催され、約1,300人が来場しました。

　〈福岡〉二日市医療福祉センターの職員がイオンモールに出向いて行なわれ、血管年齢・骨密度・脳年齢などを無料で測定できるコーナーには検査を希望する人の長い列ができていました。健康相談会には食事や栄養の管理、医療や介護費用を心配する人が訪れていました。
　子どもが楽しめるお仕事体験も人気で、治療や検査で使う医療機器に触れたり、薬剤師と一緒にチョコレートなどを薬に見立てた調剤を体験していました。
　ステージショーではフラ＆タヒチアンダンススクールの生徒たちが笑顔あふれる踊りを披露。地元のダンススクールのメンバーは音楽に合わせて華麗な演技を見せていました。

　特別講演会には済生会の炭谷茂理事長が「済生会の目指すまちづくり」と題し、「済生会は医療と福祉の活動を通して、障害や病気を抱える人、貧困家庭の子どもなど誰一人取り残さないまちづくりに取り組む」と訴えました。プロ野球解説者で元ソフトバンクホークス投手の攝津正さんは自身が慢性骨髄性白血病と診断された体験をもとに「病気を知らされたときは怖かったが、沈んだ気持ちでいたら治る病気でも良くならないと思った。家族に辛い思いをさせたくない一心で治療に取り組んだ」と語りました。

　イオンモールと済生会は2019年5月に「未来に向けた持続可能なまちづくり協定」を締結、各地で健康相談会やモールウオーキングなどのイベントを共同で実施しています。

二日市病院　済生記者　久冨大史