社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)

2013.11.12 子どもの急性胃腸炎-横浜市東部病院で市民公開講座


11月9日、済生会横浜市東部病院で「こどもの嘔吐(おうと)と下痢」をテーマとした、無料の市民公開講座が開催されました。小さな子どもが胃腸炎を起こした際に家庭でできる看病の仕方を、同院小児肝臓消化器科の十河剛(そごう・つよし)先生が解説。小さな子ども連れの家族や保育士など約50人が参加し、分かりやすくユーモアあふれるお話に耳を傾けました。

十河先生によれば、乳幼児の嘔吐・下痢の原因は、ウイルスへの感染による急性胃腸炎(嘔吐下痢症)である場合がほとんどとのこと。
「嘔吐は2~3日、下痢は1週間以内に自然に収まります。その間にお子さんが脱水症を起こさないよう、気をつけながら看病しましょう。水分だけでなく、失われた塩分や糖分もバランスよく補うことが重要です」と、次のように説明しました。

スポーツドリンクは糖分が多く、ナトリウム、カリウムといった塩分が少ないため、嘔吐・下痢時の水分補給には不適切です。そのようなときは、水分・塩分・糖分がバランスよく含まれている経口補水液を飲ませましょう。経口補水液はOS-1(オーエスワン)などの市販品があるほか、重湯(多めの水を加えて炊いたお粥の上澄み)に塩をひとつまみ加えたものなどでも代用できます。
ただし、「便に血が混じる」「吐いたものが黄色や緑色をしている」「意識がもうろうとしている」「一定時間を置いて繰り返し激しい痛みを訴えたり、大泣きしたりする」といった症状がある場合は、腸閉塞などほかの病気が考えられるため、すぐに受診する必要があります。

講演の最後には先生への質疑応答の時間が設けられ、多くの皆さんが、子どもの急性胃腸炎に関して熱心に質問をされていました。

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