松阪牛のローストビーフでハッピーハロウィン全国 “季節のmy行事食”| 社会福祉法人恩賜財団済生会

済生会の理念
済生会の理念

済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。100年以上にわたる活動をふまえ、日本最大の社会福祉法人として全職員約64,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。
事業内容
事業内容

済生会は、405施設・437事業を運営し、66,000人が働く、日本最大の社会福祉法人です。全国の施設が連携し、ソーシャルインクルージョンの推進、最新の医療による地域貢献、医療と福祉のシームレスなサービス提供などに取り組んでいます。
施設と拠点
施設と拠点

40都道府県で、病院や診療所などの医療機関をはじめ、高齢者や障害者の支援、更生保護などにかかわる福祉施設を開設・運営。さらに巡回診療船「済生丸」が瀬戸内海の53島の診療活動に携わっています。
症状別病気解説
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主な症状やからだの部位・特徴、キーワード、病名から病気を調べることができます。症状ごとにその原因やメカニズム、関連する病気などを紹介し、それぞれの病気について早期発見のポイント、予防の基礎知識などを専門医が解説します。
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松阪牛のローストビーフでハッピーハロウィン

献立

子どもと一緒に楽しむハロウィン

　「トリック・オア・トリート！」
　幼稚園児の息子が通う英会話教室で、ハロウィンパーティーが開かれた。
　かねてから「オバケの仮装がしたい！」と言っていた息子は、古いシーツをつなぎ合わせた布を頭からすっぽりと被り、大はしゃぎ。
　「あらあら、かわいらしいゴーストね」
先生に褒められ、ますますご機嫌にクルクルと回っている。
　先生の自宅を兼ねた教室内は、カボチャに顔を描いたジャック・オー・ランタンや壁飾りで彩られ、テーブルにはごちそうがずらりと並ぶ。
　「済生会のサイトで、健康的なパーティーレシピを見つけてね。お肉もお野菜もバランス良く使われているし、ちょうど、庭にイチジクが実って食べ頃だったから、ぴったりだったの」と話す先生の周りでは、魔法使いやプリンセスに扮した生徒たちが、おしゃべりに夢中だ。
　昔はなじみの薄いハロウィンだったけれど、まるで絵本の世界に飛び込んだような空間で、今日は大人も子どもと一緒になって盛り上がっている。

献立のポイント

今回使用した食材

　松阪地方の名産品である「松阪牛」。松阪では、すき焼きや網焼きにして食べることが多い食材です。脂質の量やカロリーが気になる牛肉ですが、今回はその赤身をローストビーフにしていただくことで脂質とカロリーのダウンを図りました。お肉そのものの味がしっかりとしているので、ソースをかけずに岩塩やワサビ醤油でもおいしく食べられます。また、主菜にお肉をたっぷり使用しているので、スープや副菜で野菜やキノコをたくさん摂れる献立にしています。
　ニンジンのポタージュは、生クリームやバターを使用していないため、ニンジン本来のやさしい味が感じられます。夏は冷やして冷製スープにしてもよいでしょう。ニンジンの代わりにカボチャやジャガ芋を使用しても、さらに違った味わいが楽しめます。そして、副菜の季節のマリネは、キノコをふんだんに使っているので、１食で食物繊維が約5g摂れます。作り置きもでき、常備菜としても大活躍するうれしい一品です。

松坂牛

　全国から優秀な血統の子牛(生後約12カ月まで)を導入し、松阪牛個体識別管理システム対象地域で肥育された、未経産の黒毛和種の雌牛を「松阪牛」と呼びます。なかでも、典型的な松阪牛は、但馬地方(兵庫県)の生後7～8カ月ほどの子牛を選び抜き、稲わら、大麦、ふすま、大豆粕などを中心に与えながら、約3年間、農家の手で1頭1頭手塩にかけて肥育されます。肥育農家の中には、牛の食欲増進のためにビールを飲ませたり、体の血行を良くして皮下脂肪を均一にするため、マッサージを施したりするところもあります。

レシピ作成
松阪総合病院
管理栄養課
係長　松本由紀

1食の栄養価 (1人分)

エネルギー	658 kcal
たんぱく質	33.6 g
脂質	24.5 g
カルシウム	131.3 ㎎
鉄	4.8 ㎎
ビタミンA	569 μgRE
ビタミンB1	0.44 ㎎
ビタミンB2	0.68 ㎎
ビタミンC	40 ㎎
食塩相当量	3.9 g
食物繊維相当量	9.8 g
※1食の栄養価はバゲット(45ｇ)を加えた栄養価です。

エネルギーを500kcal以下にする場合

牛肉、季節のマリネ、バゲットの量を減らし、イチジクのジュレに入れる砂糖を人工甘味料に

ローストビーフに使用する牛肉を1人あたり100gから60gにし、ソースの量も2/3に減らします。さらに、季節のマリネの材料・調味料を半量にし、バゲットを1人45gから30gに減らします。そして、イチジクのジュレに使用する砂糖を人工甘味料に変更すると、総カロリーは235kcal減少し、423kcalになります。