済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。100年以上にわたる活動をふまえ、日本最大の社会福祉法人として全職員約66,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。
済生会は、405施設・437事業を運営し、66,000人が働く、日本最大の社会福祉法人です。全国の施設が連携し、ソーシャルインクルージョンの推進、最新の医療による地域貢献、医療と福祉のシームレスなサービス提供などに取り組んでいます。
主な症状やからだの部位・特徴、キーワード、病名から病気を調べることができます。症状ごとにその原因やメカニズム、関連する病気などを紹介し、それぞれの病気について早期発見のポイント、予防の基礎知識などを専門医が解説します。
全国の済生会では初期臨床研修医・専攻医・常勤医師、看護師、専門職、事務職や看護学生を募集しています。医療・保健・福祉にかかわる幅広い領域において、地域に密着した現場で活躍できます。
一般の方の心身の健康や暮らしの役に立つ情報を発信中。「症状別病気解説」をはじめとして、特集記事や家族で楽しめる動画など、さまざまなコンテンツを展開しています。
2015.04.01
顎変形症(がくへんけいしょう)とは、歯のズレ・ねじれと上下の顎のズレが両方あることで、不正咬合(ふせいこうごう:かみ合わせ不良)になる病気です。これは、矯正(きょうせい)治療と手術を組み合わせて、外科的矯正術で治します。
上下の顎のズレがなく、歯のズレ・ねじれだけの問題であれば、矯正治療のみですが、顎のズレが大きい場合は、外科的矯正術が必要となります。一般的な不正咬合を治す矯正治療は、健康保険の対象にはなりませんが、手術も必要となる矯正治療である外科的矯正術は、健康保険の対象となります。
顎変形症と治療法
顎変形症の手術
特徴的な症状は以下の3点です。
(1) 顎が出ている、曲がっている、ひっこんでいるなど、顎の形が気になる
(2) うまくかめない、奥歯しかあたらない、どこでかんでいいか分からないなど、咬合不全の機能的な悩みがある
(3) 顎がカクっと音がなる、まっすぐ口が開かないなど、顎関節症状がある
解説:青木 紀昭
横浜市南部病院
歯科口腔外科 主任部長
顎変形症・矯正センター長
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