社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)社会福祉法人 恩賜財団 済生会(しゃかいふくしほうじん おんしざいだん さいせいかい)

2015.04.01

顎変形症

Jaw Deformities

解説:青木 紀昭 (横浜市南部病院 歯科口腔外科 主任部長 顎変形症・矯正センター長)

顎変形症はこんな病気

顎変形症(がくへんけいしょう)とは、歯のズレ・ねじれと上下の顎のズレが両方あることで、不正咬合(ふせいこうごう:かみ合わせ不良)になる病気です。これは、矯正(きょうせい)治療と手術を組み合わせて、外科的矯正術で治します。

顎変形症の治療法

上下の顎のズレがなく、歯のズレ・ねじれだけの問題であれば、矯正治療のみですが、顎のズレが大きい場合は、外科的矯正術が必要となります。一般的な不正咬合を治す矯正治療は、健康保険の対象にはなりませんが、手術も必要となる矯正治療である外科的矯正術は、健康保険の対象となります。

顎変形症と治療法
顎変形症と治療法

顎変形症の手術
顎変形症の手術

症状のサイン

特徴的な症状は以下の3点です。

(1)  顎が出ている、曲がっている、ひっこんでいるなど、顎の形が気になる

(2)  うまくかめない、奥歯しかあたらない、どこでかんでいいか分からないなど、咬合不全の機能的な悩みがある

(3)  顎がカクっと音がなる、まっすぐ口が開かないなど、顎関節症状がある

せんせい

解説:青木 紀昭
横浜市南部病院
歯科口腔外科 主任部長
顎変形症・矯正センター長


※所属・役職は本ページ公開当時のものです。異動等により変わる場合もありますので、ご了承ください。
※診断・治療を必要とする方は最寄りの医療機関やかかりつけ医にご相談ください。

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