12月27日、フードバンクうつのみやで開催された「子育て世帯向けの食品配布会(兼)相談会」に、宇都宮病院の稲見一美地域連携課長(医療ソーシャルワーカー:MSW)と牧宏一MSW、富山里香MSW、高木茜事務職員が参加しました。
当日は92人が来場。当院職員の寄付による食料品や生活用品のほか、生理用品も無料で配布しました。
相談ブースでは「物価高騰で野菜も買えずにいたため本当に助かる」といった声が聞かれました。食料だけでなく、来春小学校に入学する男の子には寄付されたランドセルをお渡ししました。男の子はうれしそうに背負い、母親は「助かります」と目に涙を浮かべました。
その他、20代の女性から「妊娠していないか不安」というメモが相談員に渡され、対応。食料品配布をきっかけに、勇気を出してメモを差し出してくれたから相談につながったケースであり、改めてアウトリーチ活動の重要性を感じました。
済生会topics WEB
全国の済生会から、さまざまな活動や職員・利用者さんなどのひとこまを発信します。

【栃木県】栃木県済生会宇都宮病院
病院・診療所
イベント実施報告
食品や生理用品の配布と相談会に92人 アウトリーチの重要性を再確認
2月20日と3月11日、南神大寺小学校5年1組の児童21人が入院患者さんの前でアカペラを披露しました。児童たちは音楽療法の学習で、神奈川大学アカペラサークルの指導を受けながら練習を重ねてきました。
当日は、緩和ケア病棟や地域包括ケア病棟で歌を披露。移動ベッドや車椅子の患者さんも参加し、手話を交えた動きで一緒に楽しみました。歌を聞いて感動の涙を流す患者さんの姿も。児童たちは「一緒に手話をしたり、手を振ったりしてくれてとても楽しかった」「音楽で癒やしを届けられてうれしい」と笑顔を見せていました。
最後に、長島敦院長から感謝状が贈られ、北海道済生会から提供してもらった「おたる水族缶」をプレゼントすると、児童たちは大喜び。音楽を通じた温かな交流の時間となりました。
松阪総合病院では1月6日に心不全看護外来を立ち上げました。
心不全患者数は2035年には130万人となり、心不全パンデミック時代が到来するといわれています。当院でも年間200例程度の心不全での入院があり、再入院を繰り返す患者さんも少なくありません。
再入院は非医学的な誘因が多くを占め、生活習慣の改善とともに、セルフケアによる増悪予防が鍵となります。
そこで、患者教育の継続によるセルフケアの維持・向上を目指し、心不全看護外来を開設。月1回を基本とし、30分程度の面談を行ないます。
退院後は疾患管理が不十分になる場合も。まずは心不全を持ちながらの療養生活をねぎらうことから始め、継続できていることは賞賛し、改善点がある場合は患者さんと一緒に対応方法を考えています。
3月6日、2024年度新人看護職員6人を対象に、プリセプティ1年目研修を行ないました。
この研修は、1年間で習得した知識・技術・態度を振り返って発表することで、自分自身の強みと弱みを知り次年度の課題を見つけることを目的としてます。
スライドショーでは1年間の思い出や病棟スタッフからのメッセージが流れ、涙ぐむ場面も。最後に所属長から修了証を手渡し、記念撮影を行ないました。
一年生卒業、おめでとうございます。4月からは先輩看護師になります。自分がされてうれしかったこと、かけられてうれしかった言葉を次の新人看護師に対して心掛けてくれればと思います。
これからも病院一丸となって「とよさい」を盛り上げていきましょう!
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【神奈川県】横浜金沢若草園(多機能型事業所)
障害者福祉
取り組み紹介
イベント実施報告
自販機補充作業を経験
東京キリンビバレッジ株式会社の協力のもと、2月19日に利用者さんの作業訓練として自動販売機の補充作業を行ないました。
この作業訓練は、就労に必要な知識や作業内容などをより実践的に習得できるように毎月2回実施しています。今回は利用者さん9人が参加し、当園ロビーに設置してある自動販売機の補充作業を行ないました。
利用者さんからは「キリンの会社で補充を行なう仕事をやりたい」「今回はミルクティーが一番売れたね」などの声が上がりました。
自動販売機の補充作業は、商品の補充だけでなく、お金の管理や季節ごとの商品入れ替え、清掃作業など多岐にわたります。利用者さんの技能範囲を広げる取り組みや、作業環境の確保などを進め、就労機会の増進につなげていきたいと思います。
1月18日、東京都内で全国済生会ロボット支援手術研究会を開催しました。今回が1回目で「医療改善と病院経営事例報告」「各病院での取り組みの情報共有」を目的に、22施設から医師・看護師など62人が一堂に会しました。
横浜市東部病院の三角隆彦院長、滋賀県病院の三木恒治院長の挨拶に始まり、研究会主旨説明を会代表の石田勝・横浜市東部病院ロボット手術センター長・泌尿器科部長が行ないました。
Executiveセッションでは病院経営とロボット支援手術導入に関わる演題を二つ、同様にExecutive Surgeonセッションではロボット支援手術のスタンダード化と臨床改善によるトータルコストケアの2演題を発表。また、後半ではDa Vinci最新機種SPを使用した事例紹介や手術室看護師による発表がありました。

【広島県】特別養護老人ホーム たかね荘こやうら
高齢者福祉
イベント実施報告
子どもたちと振り返る西日本豪雨災害
年長児が2人1組となり、3歳未満児クラスで一日一緒に過ごすイベントが1月20日から始まりました。
「今日の手伝いたいは誰?」と朝から子どもたちが確認し合い、エプロンを身に着けて小さいクラスへと向かいます。そして一緒に遊び、身の回りのお手伝いをします。年長児は戸惑いながらも優しい気持ちで関わり、「トントンしたら寝てくれた」「つないだ手が小さかった」など思いやりのあるつぶやきが聞かれました。
小さい子は年上のお兄さん・お姉さんを見て、真似をしながらおもちゃの使い方や遊び方、着替えや手洗いなどの生活習慣まで自然と学ぶことができます。
このような異年齢の関わりを大切にしながら、社会性の発達や好奇心へとつなげていきたいと思います。
公益社団法人コスモス成年後見サポートセンターの依頼を受け、2月25日に高岡病院の医療ソーシャルワーカー(MSW)が富山県民会館で講演を行ないました。当初は社会保障制度全般について講演する予定でしたが、生活保護、無料低額診療事業、そして身寄りなし問題に焦点を当て、済生会の使命やソーシャルインクルージョン活動について解説しました。
参加した行政書士の方々からは「近くに済生会があればいいのに」「病院診療以外の『なでしこプラン』での活躍を知ることができた」といった感想があり、済生会の理念を深く理解していただけたことがとてもうれしく感じられたとのことです。

【北海道】小樽老人保健施設 はまなす
高齢者福祉
イベント実施報告
小学生が高齢者疑似体験
3月12日、当施設の隣にある塩谷小学校で高齢者疑似体験授業を開催しました。4回目の開催となる今回は4年生3人、5年生11人が対象。リハビリテーション課の塩野谷千恵子課長を中心に、6人のスタッフが講師を務めました。
約1時間の授業では皆さんに高齢者疑似体験セットを装着してもらい、「右半身が麻痺の状態」という設定で、平地での歩行や階段の昇降、視野・色覚や聴力の感覚、そして麻痺側の手で食べる、食べさせてもらう、飲み込むなどの体験をしてもらいました。
体験した生徒からは「耳に水が入った状態で声が聞こえる」「腰が曲がってしまう」などの声が聞かれました。
今回は新聞社・テレビ局の取材も入り、テレビ局の23歳の記者も「腕が曲がらないので食べるのが大変」と驚きを隠せない様子でした。
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