当院では、核医学検査(RI・PET)における放射性医薬品投与・静脈穿刺は放射線科医師が、CT・MRI検査等の造影剤投与のための静脈路確保は看護師が行なっています。タスク・シフト/シェアを推進するため、12月3日、診療放射線技師を対象に静脈路確保の研修会を開催しました。
当日は17人が参加。看護部臨床実践能力向上委員が講師となり、根拠やポイントを説明した後に血管モデルを使用して実習を行ないました。実習では講師の豊富な経験も踏まえた説明もあり、臨床に即した内容となりました。
研修後はすぐに診療放射線技師が放射性医薬品投与を静脈路確保から単独で行なえることを目標に取り組んでおり、徐々にその範囲を広げていく予定です。
済生会topics WEB
全国の済生会から、さまざまな活動や職員・利用者さんなどのひとこまを発信します。

【愛媛県】松山特別養護老人ホーム
高齢者福祉
イベント実施報告
地域の中学生と交流
1月2~3日に、手製の獅子舞が回復期リハビリテーション病棟の各病室をサプライズで訪れました。
獅子舞はレクリエーション係の介護福祉士を中心に、ウィッグや段ボール、折り紙などを使い3日間かけて作り上げられたもの。訪問が始まると、病室は患者さんとご家族の驚きと笑顔があふれ、自ら頭を差し出す患者さんも多く見られたのが印象的でした。
病棟を巡る際は安全を考慮し、先導役の職員が獅子の誘導を担当。獅子役は視界が狭く中腰で、暑さも感じられる中での苦労もありましたが、それもまた一つの貴重な経験となりました。
さらに、1月8日の院長の新年挨拶の場でもサプライズで獅子舞を披露。院長の後ろから突然現れた獅子舞に、会場は大いに盛り上がりました。
認定看護師による市民講座を12月10日に開催しました。当院1階ロビーにがん検診・治療に関する相談ブース、脳卒中や認知症予防に関する相談ブース、心肺蘇生ブース、さらにスキンケアと皮膚水分量測定チェック、正しい手洗い体験ブースを設け、各分野の認定看護師が対応しました。
30代から80代まで幅広い年代の30人が参加し、「生活習慣を見直すきっかけになった」「救急の体験ができてよかった」などたくさんの感想をいただきました。
今回も区役所の協力を得て広報活動を実施。遠方から来場する方もいました。参加者からは「がん関連の新しい情報が欲しい」「応急手当の仕方などもあったら良い」などの要望もあり、今後も健康に役立つ情報を伝えていきたいと思います。
12月8日、鳥取市内にある鳥取県更生保護給産会でインフルエンザワクチンの訪問接種を実施しました。
同施設は刑務所から出所して帰るところがない元受刑者を一時的に保護し、社会復帰を支援しています。インフルエンザ予防接種の費用捻出が難しく、近隣で協力を依頼できる医療機関がないため、100キロ以上離れた当院に相談が寄せられました。
当日は、地域医療総合支援センター・岡野淳一センター長、医療連携課・船本幸秀課長(MSW)、阿部直子副看護師長が現地へ。体調不良の1人を除く入寮者13人の予防接種を無事終えることができました。
施設からは「近隣の医療機関との連携が図れず、医療の空白地となっていた。今回、支援を受けることができて大変助かった」との感謝の言葉をいただきました。

【岡山県】岡山済生会看護専門学校
その他
イベント実施報告
協同学習を通して多職種連携を学ぶ
12月11日、本校の看護学生3年生と他校の歯科衛生学生の3年生が今年度初めての協同学習を行ないました。
「麻痺・嚥下障害のある高齢者」というテーマに基づき、まず看護学生は歯科衛生学生にバイタルサインの観察技術を、歯科衛生学生は看護学生に口腔ケア技術を指導する相互指導の演習を実施。次に「互いの専門性をどのように感じたか」「職種間の連携についてどのように考えるか」をテーマにグループ討議を行ないました。
終了後、学生たちからは「互いの専門性を共有し多職種と連携することの大切さを感じた」「それぞれの得意分野を生かして連携することで患者のより良い生活をサポートできると感じた」といった声があり、多くの学びがあったようです。4月からの専門職としての活躍が楽しみです。
11月19日、幼児クラスの3歳児3人が担当保育者と一緒に近くの神社に七五三のお参りへ出掛け、健やかな成長を願いました。
一人ひとりが保育者から参拝の方法を教わり、手をたたいたりお辞儀をしたりと、真剣な表情で参拝しました。また、3人で頭を寄せ合い、少し開いた拝殿の扉から「何があるの?」と中をのぞく姿は大変微笑ましい光景でした。
一人ずつの記念撮影では皆緊張の面持ちでしたが、3人で並ぶとポーズを取ったりおどけてみせたりと、普段通りの様子を見せていました。
当日は、寄付でいただいた衣装を着て参拝した子どもたち。特別な一日をさらに特別なものにしていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
10月29日、吹田市川園地区の認知症サポーターを対象に「声かけ見守り訓練」を吹田市認知症地域支援推進員、地域包括支援センター職員とともに開催しました。
これは認知症になっても安心して暮らせるまちを目指して、徘徊者役の人を捜索し声をかけるという模擬訓練で、当日は近隣住民14人が参加。熱演する徘徊者役に対して、参加者は声かけのタイミングを図りながら、時には協力し合って訓練に取り組んでいました。
その後の意見交換会では「周りに助けを求めることを学んだ」といったコメントもあり、認知症のある方を地域で支えていこうとする意識が高いことが分かりました。
病院でのこうした取り組みは初めてでしたが、参加者等の前向きな声も受け、来年度も当院で実施することを考えています。
11月29日、URコミュニティ金剛団地の生活支援アドバイザーと当院が共同で「摂食・嚥下障害講座」を開催しました。テーマは「口から安全においしく食べるために」。地域の皆さんへ安全な食事の摂取方法や誤嚥防止策を伝えることを目的としたもので、地域住民21人が参加しました。
当日は、当院の摂食嚥下障害看護認定看護師と言語聴覚士が講師として登壇。嚥下体操などの実技も交えて、食事のとり方やフレイルのチェック方法などを分かりやすく指導しました。また、参加者からの質問に対しても詳しくアドバイスしました。
さらに、MSWによる医療福祉相談や、訪問看護師による健康チェックも実施。参加者の健康や生活についての相談にも応じました。
11月8日、地域包括支援センター済生会かみすによる「出張オレンジカフェかみす」と、神栖済生会病院地域医療連携室による健康相談を同時開催しました。
キッチンカーの協力のもとオープンカフェ形式で実施。好天に恵まれ、お昼を挟んで2時間ほど軽食をつまみながら介護経験者の話を聞いたり、脳トレ体操で心身をほぐしたりと参加者とスタッフ合わせて24人が和やかに交流しました。
この日、近隣の住民から認知症の父親を連れて来たいとの相談があり、スタッフから声かけの方法をアドバイスして参加してもらうことに。親子で脳トレ体操を体験し、笑顔を交わしながら過ごしていました。
参加者からは「こんな場所や機会があるとありがたい」「専門職に気軽に話を聞くことができてよかった」などの感想が寄せられました。
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