6月11日、〈福島〉川俣病院のリスクマネジメント部会は、院内の医療安全勉強会に向け、「造影CT検査時の緊急対応・アナフィラキシーショック編」と題した模範動画を作成しました。
動画は、検査終了後に患者がアナフィラキシーショックを起こす設定で、現場での初期対応とチーム連携を再現。各職種が役割を演じることで実際の状況を想定しました。現実はマニュアル通りには起こらないため、模範例を通じてイメージトレーニングを行ない、急変時にも落ち着いて対応できるようになってもらうことを目的としました。
また、撮影中には「CT室にストレッチャーが入らない」などの基本的な課題にも気づかされ、対応策を職員に周知する貴重な学びとなりました。
済生会topics WEB
全国の済生会から、さまざまな活動や職員・利用者さんなどのひとこまを発信します。
5月22日、熊本南警察署で行なわれた熊本南地区防犯協会総会で、熊本県済生会が運営する熊本福祉センターの中村敏就保安顧問が代表を務める「済生会パトロール隊」が、防犯功労団体表彰を受けました。
この表彰は、犯罪の予防や青少年の健全育成などの地域安全活動を長年推進し、安全で住みよい街づくりに貢献した団体を表彰するもの。総会の冒頭で、防犯協会会長から表彰状が授与されました。
「済生会パトロール隊」は、2018年に警察OBの中村顧問が熊本病院に入職したことを機に病院職員有志で発足。現在は同顧問が転属した当センター就労継続支援事業所「済生会かがやき」の有志とともに、熊本病院を中心に青色パトロールカーで巡回や立番を行ない、通学時間帯の子どもたちを毎日見守り続けています。
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【熊本県】済生会ウイズ(就労継続⽀援A型・就労継続⽀援B型)
障害者福祉
取り組み紹介
イベント実施報告
クリーニング工場がリニューアルオープン!
済生会ウイズ(就労継続支援A型・B型)では昨年度から進めてきたクリーニング工場の改修工事が無事完了し、4月11日にオープンセレモニーとして、テープカットや工場見学会などを実施しました。
これまではユニホーム、病院寝具などの洗濯を一つの工程で処理していましたが、新たに「ユニホーム工場」「病院寝具工場」を独立させたことで、処理量は約1.8倍に増加。新しい機械も多数設置され、今後は作業効率や品質のさらなる向上が期待されます。
今回の改修ではクラウドファンディングで各所からご支援いただきました。全国的に病床数が減少傾向にある中、病院寝具を取り扱う我々にとって課題山積ですが、障がい者の雇用や支援を継続しながら地域に貢献したいと思います。

【大阪府】中津特別養護老人ホーム 喜久寿苑
高齢者福祉
取り組み紹介
散髪ボランティア杉本さん ~15年間の感謝を込めて~
〈大阪〉中津特養喜久寿苑における杉本安雄さんの散髪ボランティア活動は2010年4月から始まり、今年で15年を迎えました。
月に1~2回、ご自身が営む理髪店の定休日である月曜日に来苑。社会貢献の思いから、長年にわたって活動を続けてくれています。コロナ禍で外部からの来苑者を極力控えていた時期も、感染対策を十分にとった上で活動を継続してきました。
6月26日、入居者さん8人の散髪終了後、皆すっきりとした表情で笑顔に。寝たきりで座位が取れない人や、認知症が重度の人など、難しい場面でも工夫をしてカットしてくれます。
施設内の生活においても、「整容」は日常の一部としてとても大切なこと。入居者さんのために、15年にわたり活動いただいていることに、心から感謝します。
6月23~27日、静岡県済生会が運営する静岡市心身障害者ケアセンター内で開所20周年記念行事を開催し、5日間で延べ119人の利用者さんが参加しました。20周年の節目に例年とはひと味違う催しを、ということで企画されました。
記念行事では、地域ボランティアの皆さんが日替わりで来所。「夢一座」4人による南京玉すだれや腹話術、「クラシックギターアンサンブルMIX」4人のギター演奏、増田ふみ子さんのバルーンアートが披露され、大いに盛り上がりました。参加した利用者さんからは「どの演目もなかなか近くで見る、聞く機会がないのでとてもよかった」という声がいくつも聞かれました。
20周年という節目を機に、今後も地域とのつながりを大切にして、自立支援事業所としてさらに発展していきたいと考えています。
6月20日、福島市にある「ちいさなケーキ屋さんaoba」による3回目の出張販売が福島総合病院で行なわれました。aobaは、NPO法人あおばが運営する就労継続支援事業所(B型)の製菓作業によるお菓子を販売しています。法人理事長の小野隆章さんによれば、店舗販売をしているが、出張販売先も常に探している状況とのこと。そのことを知った当院の石井健医療福祉相談室長が中心になり、職員向けに出張販売が実現しました。
当日は焼き菓子だけでなく、生菓子やジェラートなどたくさんのお菓子が並びました。職員たちが長蛇の列を作り、忙しい合間の休息を楽しんでいました。売り上げは事業所利用者さんたちの工賃にもなるとのこと。aobaも当院職員も笑顔になれる企画として、第4回の開催を待ち望む声が多く上がっています。
6月30日、7月1日の2日間、イオン穂波ショッピングセンターの従業員に向けたフレイル研修を当地で行ないました。一般企業の従業員に向けたフレイル研修は全国初の取り組みで、地域で活動するフレイルサポーターからの発案で始まりました。研修会には同ショッピングセンターの従業員の約6割にあたる158人から参加申し込みがあり、当日参加も6人ほどいました。
これまでフレイル予防の啓発は高齢者が対象でしたが、今回のように若年層にも知ってもらうことで、早めの予防にもつながります。
参加者からは「売り場でフレイル予防の食品を販売しているので、フレイルについて知ることができてよかった」などの意見がありました。この取り組みが全国にも広がっていくように願っています。

【広島県】特別養護老人ホーム たかね荘こやうら
高齢者福祉
受賞・表彰
安心して長く働けるプラチナ認証法人に認証
広島県済生会の老人福祉施設、老健はまな荘・特養たかね荘・特養たかね荘こやうらの3施設は、この4月から「魅力ある福祉・介護の職場宣言ひろしま制度」プラチナ認証法人の仲間入りをしました。
安心して長く働ける優良法人を認証・応援する同制度の7月1日現在の認証法人数は466、うち上位ランクのプラチナ認証法人は36法人で、いわば福祉・介護業界のトップランナーです。
プラチナ認証法人に認証されると、就職フェアの出展料割引に加え出展ブースの位置が優遇されます。さらに、プラチナ認証法人限定セミナーや情報交換会へ招待されるほか、プラチナ認証法人をPRする広告媒体へ特別価格で掲載できるようになります。
この認証取得に満足することなく、さらに利用者さんや職員から喜ばれる施設づくりを目指していきます。

【長野県】佐久市特別養護老人ホーム シルバーランドみつい
高齢者福祉
イベント実施報告
鈴太鼓の演奏と懐かしいハーモニカの音色
5月20日、普段地元公民館で活動している「荒家姫だいこ」グループが〈長野〉佐久市特養シルバーランドみついを訪れ、鈴太鼓とハーモニカを演奏会を実施しました。
長さ30センチほどの筒に鈴を取り付けた銭太鼓に似た形の鈴太鼓で「まりと殿様」や「ああ人生涙あり」などの曲を演奏し、アンコールでは「青春時代」を奏でました。
演奏の合間に、メンバーの佐藤新一さんがハーモニカの演奏を披露し、「茶摘み」や「ふるさと」などを参加者と一緒に口ずさみました。また、利用者の皆さんも鈴太鼓の演奏を楽しむ場面や、演奏者と会話を楽しむ利用者さんも見られ、「にぎやかで、衣装もきれいだった」という感想が寄せられました。
5月17日、看護師、臨床工学技士、管理栄養士による「ふれあい看護体験」を開催しました。このイベントは、看護職を目指す高校生が医療の現場を体験し、看護職や関連職種への理解を深めることを目的としています。
当日は18人の学生が来院し、採血やAED操作の体験、摂食嚥下訓練や生活リハビリの見学、管理栄養士の講話を聞くなど、多様な医療の現場に触れました。
特にシミュレーターを使用した採血体験は大好評で、「本格的でワクワクした」との声が寄せられました。また、生活リハビリの見学では「患者さんの生活を知る貴重な経験となった」との感想も。
終了後のアンケートでは「職員の方が優しく接してくれて、改めて看護師を目指そうと思った」とのコメントがありました。
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