5月20日、普段地元公民館で活動している「荒家姫だいこ」グループが〈長野〉佐久市特養シルバーランドみついを訪れ、鈴太鼓とハーモニカを演奏会を実施しました。
長さ30センチほどの筒に鈴を取り付けた銭太鼓に似た形の鈴太鼓で「まりと殿様」や「ああ人生涙あり」などの曲を演奏し、アンコールでは「青春時代」を奏でました。
演奏の合間に、メンバーの佐藤新一さんがハーモニカの演奏を披露し、「茶摘み」や「ふるさと」などを参加者と一緒に口ずさみました。また、利用者の皆さんも鈴太鼓の演奏を楽しむ場面や、演奏者と会話を楽しむ利用者さんも見られ、「にぎやかで、衣装もきれいだった」という感想が寄せられました。
済生会topics WEB
全国の済生会から、さまざまな活動や職員・利用者さんなどのひとこまを発信します。

【長野県】佐久市特別養護老人ホーム シルバーランドみつい
高齢者福祉
イベント実施報告
鈴太鼓の演奏と懐かしいハーモニカの音色
5月17日、看護師、臨床工学技士、管理栄養士による「ふれあい看護体験」を開催しました。このイベントは、看護職を目指す高校生が医療の現場を体験し、看護職や関連職種への理解を深めることを目的としています。
当日は18人の学生が来院し、採血やAED操作の体験、摂食嚥下訓練や生活リハビリの見学、管理栄養士の講話を聞くなど、多様な医療の現場に触れました。
特にシミュレーターを使用した採血体験は大好評で、「本格的でワクワクした」との声が寄せられました。また、生活リハビリの見学では「患者さんの生活を知る貴重な経験となった」との感想も。
終了後のアンケートでは「職員の方が優しく接してくれて、改めて看護師を目指そうと思った」とのコメントがありました。
5月15日、山形県ソフトボール協会のご厚意で、5歳児クラス23人と4歳児クラス22人で「遊(あそ)ボール」を体験しました。
日本女子ソフトボールリーグのVONDS市原と平林金属の皆さんが来園し、子どもたちと一緒にソフトボールに触れながら楽しみました。タオルにボールを乗せてリレーを楽しんだり、柔らかいバットでボールを打ちました。最後に選手からサインボールをもらい、大切そうに手にしていました。
翌日には、両チームの試合を5歳児クラスで観戦。子どもたちは目を輝かせ、大きな声援を送りました。
子どもたちの中には、今回の体験でソフトボールに興味を持ち、休日に保護者と試合観戦に行った園児も。それほど子どもたちの印象に残る体験となりました。
〈山口〉湯田温泉病院は今年6月から山口刑務所にリハビリスタッフの派遣を開始しました。高齢や病気によって日常生活動作(ADL)が低下した受刑者に対し、理学療法士が身体機能の維持・改善を目的としたリハビリテーションを提供しています。
6月12日、同刑務所の医務課長・平野恵美子氏からの診療情報提供に基づき、2人の受刑者に対する支援を行ないました。右手のふるえが徐々に悪化しているAさん(70代)と、軽い作業でも息切れがあるBさん(90代)に対し、当院のリハビリテーション科・濱元靖一郎科長が個別に話を聞き、体の動きを確認しながら、体操や呼吸法の指導を実施しました。

【愛媛県】特別養護老人ホーム 緑⾵荘
高齢者福祉
イベント実施報告
太鼓たたいて満面の笑み
〈愛媛〉小田特養緑風荘の3大イベントの一つ、新緑祭が5月24日に開催されました。コロナ禍でずっと外部からの受け入れができていなかったのですが、今年は5年ぶりに外部の人を招待することができました。
今回は内子高校郷土芸能部の皆さんに、踊りや太鼓の演奏を披露してもらいました。高校生の太鼓のリズムに乗って手拍子をする人、うれしさのあまり涙を流しながら演奏に聞き入っていた人もいました。
演奏の後、利用者さんは実際に太鼓をたたかせてもらい、高校生に「上手ですね」と声を掛けられると満面の笑みを浮かべていました。利用者さんのいつも以上にうれしそうにしている姿を見ることができ、楽しい新緑祭となりました。
3月31日からオンデマンドバスの「お送りサービス」が始まりました。同バスは今年2月に「お迎えサービス」で運行をスタート。このたび「送迎」が可能になりました。
この送迎は完全予約制で、時刻表や固定ルートはなく、発着は紹介元の診療所。患者さんは普段通い慣れた場所から迷うことなく出発し、安心して通院することができます。予約状況に応じてAIが最適なルートを自動で調整。すべての便が座席指定・無料で、一部の車両では車椅子や介助にも対応しています。
この取り組みは単なる移動手段ではなく、患者さんが安心して医療につながるための橋渡しです。私たちは、かかりつけ医から託された安心のバトンを、確かな医療と丁寧な送迎で受け継ぎます。
昨年度に済生会フェアを初開催して以降、〈岩手〉北上済生会病院は就労継続支援B型事業所といろいろな取り組みを進めています。その中で「幸呼来(さっこら)Japan」が着物や浴衣の生地を募集していることを知り、済生会広報ブランディングプロジェクトのメンバーに共有し、協力を呼びかけました。
幸呼来Japanは、盛岡さんさ踊りの浴衣や寄付された着物を東北の伝統工芸「裂き織」でアップサイクルし、ポーチやコースターなどに再生させています。
この活動に共感した〈千葉〉習志野病院では、院長はじめ管理者たちも後押しし、寄付に協力。職員からは「亡くなった母の着物を生かすことができるのはうれしい」といった声が寄せられました。
寄付された生地のアップサイクル品は、北上済生会病院で11月16日開催の「済生会フェア2025」で販売されます。
〈福岡〉二日市病院は、株式会社オプティムが提供する病院向けオンプレミス生成AI搭載サービス「OPTIM AI ホスピタル」を導入。昨年12月からのテスト運用を経て、5月15日に正式稼働を開始しました。
これまで当院では、看護サマリーや診療情報提供書の作成に多くの時間が割かれ、医師や看護師が本来の診療・ケア業務に専念できないことが課題となっていました。
「OPTIM AI ホスピタル」を導入した結果、当院では12日以上の入院患者の退院時看護サマリー作成において、その84%を同サービスが支援し、関連業務コストを36%削減することに成功しました 。こうした文書作成業務の効率化により、看護師の作業時間が大幅に短縮され、より質の高い患者ケアに時間を充てることが可能になりました。
奈良病院では看護部長の提案により、新人看護師のローテーション研修を試みました。期間は4月4~30日の約1カ月間。目的は、看護専門職として職場イメージを獲得し、働く自分の姿を思い描き、配属後のリアリティーショックを緩和することでした。
新人看護師6人にとっては看護師としての第一歩を踏み出す大切な時期。個々に合った配属先を決定するのは難しい選択です。そこで、八つの部署で研修をした上で部署を決定することにしました。
研修後のアンケートでは、新人看護師から「自分が病棟で働くイメージができた」、受け入れ部署からは「配属後も研修で関わった看護師がいると安心感につながると思う」との意見がありました。
現在、新人看護師たちは5月1日に決定した部署で指導を受けながら頑張っています。
4月1日、救急医療支援室を開設し、新人から経験豊富なベテランまでの救急救命士5人が勤務しています。
2021年10月の法改正により、救急救命士が病院内で医師の指示のもと救命処置を行なえるように。そこで救急救命士がその専門スキルを存分に発揮し、医師や看護師と連携してタスクシフトを進めるなど、チーム医療の一員として貢献することを目的として、今回の開設に至りました。
現在は関係部署と協力しながら本格始動の準備をしているところ。今後は、主に初療室で救急搬送された患者さんの対応や、病院救急車による入院患者さんの転院搬送などに従事する予定です。
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