済生会topics WEB

全国の済生会から、さまざまな活動や職員・利用者さんなどのひとこまを発信します。

 今年度、新たな取り組みとして「みんなの夢を叶えたい」プロジェクトが、静岡済生会療育センター令和の活動係によりスタートしました。医療型障害児入所施設・療養介護を行なう当センターでは、利用者さんが心豊かに暮らすために、夢の実現への支援にも取り組みます。
 8月21日は第一弾として、Aさんの「お母さんに会いたい」という願いを叶えるため、お母さんの入所先施設を訪問。お母さんに会うことができ、Aさんは「また行きたい」と笑顔を見せてくれました。
 また、同日Bさんは以前通っていた生活介護事業所を訪問し、仲間やスタッフとの再会を果たしました。Bさんのご家族からも「施設に入所しても地域とのつながりを大切にしたい」との声が寄せられました。
 今後も、利用者さん一人ひとりの「思い」や「夢」に耳を傾け、夢の実現に取り組んでいきます。

続きを読む
富田林病院

【大阪府】富田林病院
病院・診療所 イベント実施報告
地域医療を守るためにインターンシップを開催

 8月8日に「将来南河内地区で働くことを目指すあなたへ」と題して、インターンシップを開催しました。南河内地区の人口減少と医療職の人材不足を解消すべく、同地区在住の医療系学生、将来同地区で働くことを目指す医療系学生を対象に企画。それぞれ養成校に通う、看護師12人、臨床工学技士1人、放射線技師2人、臨床検査技師4人の計19人が参加しました。
 〈大阪〉富田林病院職員と同じユニホームを着用し、実際の臨床現場を経験してもらいました。参加者からは「病室で患者さんと話すなど良い経験ができた」「救急外来で体験した心電図やストレッチャーの操作が印象に残った」「手術室で手袋をつけるのが難しかった。ガウンは2人で協力して着るということも知れて、とても良い経験になった」との感想が寄せられました。

続きを読む

 7月30日、〈山形〉養護(盲)老人ホーム山静寿2階のなでしこ集会所で「のど自慢大会」を開催し、12人の入所者さんが熱唱を披露しました。
 歌うことはストレス解消や脳の活性化につながるといわれています。また、歌うことが大好きという入所者さんも多いことから、このイベントを企画しました。
 事前に参加者から歌いたい曲を聞き取りし、当日はくじ引きで歌う順を決定。歌いながら振り付けをするなど、参加者自身が盛り上げてくれて会場は一体感に包まれました。聞いている方も、知っている曲を口ずさんでいて楽しそうでした。
 「楽しく参加できた」と話す参加者がいる一方で「昔より声が出なく、歌えなくなった」という声も。それだけに、歌声を披露する機会は貴重であると感じていただけたのではないかと思います。

続きを読む
坂町地域包括支援センター

【広島県】坂町地域包括支援センター
高齢者福祉 イベント実施報告
地域と小学校の共同授業で学びとつながりづくり

 坂町内初の試みとして、6月26日に地域と小学校の共同授業を行ないました。
 今までは地域と小学校それぞれで認知症の理解を深める認知症サポーター養成講座を実施していました。今回、地域の方からの「孫もいないし、小学校に入る機会がなくて寂しい……」との声をきっかけに、認知症について学ぶ地域公開授業を小屋浦小学校と共同で実施することに。講師は〈広島〉坂町地域包括支援センターの平本沙知社会福祉士が務めました。
 当日は5・6年生と教職員合わせて23人、地域の方17人が参加。厚生労働省や多くの専門機関からも視察の方が訪れ、認知症の基本を学ぶ授業と、認知機能を維持・向上させる体操を行ないました。
 住民の方からは「小学校に入れてうれしかった」「子どもたちと一緒に学べてよかった!」と喜ぶ声がたくさん届き、楽しい時間になりました。

続きを読む
特別養護老人ホーム なでしこ香川

【香川県】特別養護老人ホーム なでしこ香川
高齢者福祉 イベント実施報告
小学校児童との交流が笑顔と活力の源に

 6月12日、近隣にある多肥小学校の4年生が、入居者さんとデイサービス利用者さんとの交流学習のために来所しました。
 この交流学習には4年生約210人が参加し、3回に分かれて実施。「今日会えることを楽しみにしていました」との挨拶後に、児童が丹精込めて育てた鉢植えの花をプレゼント。そしてソーラン節のパワフルな演舞披露の後は、交流の時間です。
 児童は「好きな色は?」「昔やっていた遊びは?」「この辺りの昔の様子は?」などと質問。交流の会話の中には職員も知らなかった利用者さんの新たな一面も見られました。
 コロナ禍で途絶えていた交流が昨年から再開され、また再開を熱望された先生がいると聞き、感謝しています。元気いっぱいの子どもたちとの触れ合いで、皆さんもいつも以上の笑顔と活力をもらいました。

続きを読む
福井県済生会病院

【福井県】福井県済生会病院
病院・診療所 イベント実施報告
病院で働く親の仕事を身近に感じて

 7月23日、職員の子どもを対象にした夏休みの職場体験「サマースクール」を実施し、31人が参加しました。
 2010年から開催し毎年好評で、申し込んだ家庭には事前に院長からの招待状をお届け。当日は親の職場見学に加え、心肺蘇生法やAEDの使い方を学ぶ「BLSジュニアコース」、手洗い検定、職場体験(医師・看護師のほか医療職の中から選択)など、盛りだくさんのプログラムを用意しました。
 参加した子どもたちからは「お父さんお母さん、いつもありがとう」「自由研究に生かしたい」といった声がありました。中には「将来はお母さんのような仕事がしたい」と話す子もいて、医療職への関心を高めるきっかけにもなったようです。
 8月6日には市内の小学生向けのサマースクールも実施し、16人が参加しました。

続きを読む
鹿児島病院

【鹿児島県】鹿児島病院
病院・診療所 イベント実施報告
小学生の遠泳大会に救護班として同行

 8月2日、鹿児島病院近くの松原小学校の水泳同好会が主催する錦江湾(鹿児島湾)横断遠泳に、久保園高明院長と山田愛生看護師が救護班として同行しました。当初は7月31日の実施予定でしたが、カムチャツカ半島地震による津波警報・注意報を受け2日間延期。緊張感の中での支援となりました。
 桜島小池海岸から対岸の磯海水浴場までの4.2キロメートルのコースに、4~6年生37人と同好会のOB・OG21人が参加。地元漁協の船など11隻に父兄らが分乗し、子どもたちを見守りました。
 久保園院長と山田看護師は遠泳開始直前に参加者の健康診断を実施した後、救護船で随伴し、不慮の事態に備えました。
 参加者全員が完泳し、磯で出迎えた父兄からは感動の涙も。無事救護班としての任務を果たしました。

続きを読む
泉尾特別養護老人ホーム 第二大正園

【大阪府】泉尾特別養護老人ホーム 第二大正園
高齢者福祉 イベント実施報告
「学生とともに楽しむ 夢プロ」ビアガーデン

 6月20日、大阪保健福祉専門学校の学生15人が「夢を叶えるプロジェクト」(通称「夢プロ」)の一環として、地域交流センターでビアガーデンを開催してくれました。〈大阪〉泉尾特養第二大正園3階・4階の入居者さん25人が参加し、学生や職員15人と一緒に夏のひとときを楽しみました。
 射的やフルーツポンチ、いなり寿司、フランクフルト、焼きそばなど屋台風の出店が並び、お祭りの雰囲気を味わえる内容に。学生たちが事前準備から当日まで、心を込めて取り組んでくれていたのが印象的でした。
 「夢プロ」を通して、学生と入居者さん、職員が心を通わせ、笑顔と感動に包まれたかけがえのない夏の思い出となりました。

続きを読む

 済生会ウイズ(就労継続支援A型・B型)では昨年度から進めてきたクリーニング工場の改修工事が無事完了し、4月11日にオープンセレモニーとして、テープカットや工場見学会などを実施しました。
 これまではユニホーム、病院寝具などの洗濯を一つの工程で処理していましたが、新たに「ユニホーム工場」「病院寝具工場」を独立させたことで、処理量は約1.8倍に増加。新しい機械も多数設置され、今後は作業効率や品質のさらなる向上が期待されます。
 今回の改修ではクラウドファンディングで各所からご支援いただきました。全国的に病床数が減少傾向にある中、病院寝具を取り扱う我々にとって課題山積ですが、障がい者の雇用や支援を継続しながら地域に貢献したいと思います。

続きを読む
静岡県済生会支部

【静岡県】静岡県済生会支部
支部・本部 イベント実施報告
開所20周年記念行事で腹話術やギター演奏も

 6月23~27日、静岡県済生会が運営する静岡市心身障害者ケアセンター内で開所20周年記念行事を開催し、5日間で延べ119人の利用者さんが参加しました。20周年の節目に例年とはひと味違う催しを、ということで企画されました。
 記念行事では、地域ボランティアの皆さんが日替わりで来所。「夢一座」4人による南京玉すだれや腹話術、「クラシックギターアンサンブルMIX」4人のギター演奏、増田ふみ子さんのバルーンアートが披露され、大いに盛り上がりました。参加した利用者さんからは「どの演目もなかなか近くで見る、聞く機会がないのでとてもよかった」という声がいくつも聞かれました。
 20周年という節目を機に、今後も地域とのつながりを大切にして、自立支援事業所としてさらに発展していきたいと考えています。

続きを読む